2021年12月9日(木)に、2021年度日本体育図書館協議会第11回研修会を開催しました。今回は「オリンピック・パラリンピックのレガシー」をテーマに、Web会議サービスZoomを用いたオンライン・オープンセミナーとして、第1部講演会、第2部情報交換会の2部構成で実施したところ、当日は一般参加の2機関4名を含む、15機関29名の参加がありました。
【第1部:講演】*オープンセミナー
障がい者スポーツと出会い、日本視覚障害者柔道連盟の理事・トレーナーとして視覚障がいのある選手と関わる中での気づきや、視覚障がい者柔道や選手を取り巻く現状と課題について、普段の練習やパラリンピック等の海外遠征時のエピソードや写真を交えてお話くださいました。
オリンピック・ムーブメントの発信拠点であり、ムーブメントの持続可能性を追求する施設として設立された日本オリンピックミュージアムの概要と、JOCにおける東京2020大会資産の収集・保存方針について解説されました。また、今後の検討課題として、継承するアーカイブ資産を一元管理するデジタルデータベースの構築や、効果的な展示の実施に向けた常設展示のリニューアルについてお話がありました。
【第2部:情報交換会】*加盟館対象
情報交換会には加盟館10館15名の参加がありました。2グループに分かれ、事前に募集した話題・質問事項を中心に、新型コロナウイルス感染症対策としての利用制限の現状、大学紀要事務における研究倫理審査確認とその業務フロー、機関リポジトリへの修士論文登録、貴重資料や劣化資料の電子化状況などについて、各加盟館間で情報交換を行いました。