2024年11月13日(水)、日本体育図書館協議会第14回研修会を開催しました。今回は、【午前の部】東京体育館会議室においてランチ情報交換会、【午後の部】国立競技場、秩父宮記念ギャラリー、日本オリンピックミュージアムの見学を行いました。ランチ情報交換会には8館10名、見学会には9館11名が参加しました。
【午前の部】
・ランチ情報交換会: 東京体育館 第3会議室
予め募集した話題(状態の悪い資料のデジタルカメラでの複製対応の有無や運用ルール、入館者数増加のための取組み(工夫)、図書館利用者アンケートの実施(対象、頻度、重視項目、要望の反映状況など)、今後の体図協事業)について、活発な意見・情報の交換が行われました。
【午後の部】
・見学会①: 国立競技場、秩父宮記念ギャラリー
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメインスタジアムとして使用された国立競技場で開催されている「国立競技場スタジアムツアー」に参加しました。スタジアムツアーでは、通常は入ることのできないエリアを見学しつつ、東京2020オリンピック・パラリンピックの記憶をたどることができます。近日に予定されていたサッカーの試合準備の様子を間近に見学することができました。選手のロッカールームを挟んだ廊下や選手の荷下ろしを行う駐車場の壁には、選手達の直筆サインやメッセージがそのまま残されており、オリンピック・パラリンピックのレガシーを感じることができました。
秩父宮記念ギャラリーは、国立競技場の一角にあり、日本のスポーツ振興に尽力された故・秩父宮雍仁親王を記念し、遺品のうちスポーツに関する愛用の品々を中心に展示されています。 特に、人物年表とデジタル写真を組み合わせた展示からは、秩父宮雍仁親王の人柄とスポーツへの思いを身近に感じることができました。
・見学会②:日本オリンピックミュージアム 日本オリンピックミュージアムは、オリンピック・ムーブメントの発信拠点として、スポーツを文化や教育と融合させ、アスリートと共に魅力的な活動を展開しています。スポーツ用品の展示や動画を用いた解説等に加えて、射撃の正確性やパシュートの腕の振りのシンクロ率、スキージャンプの着地バランスなどに挑戦し、その測定値をオリンピアンやパラリンピアンの数値と比較できるなどの体験型の展示もあり、年齢や言語に関わらず多様な人々が楽しめる空間となっていました。