2017年11月9日(木)、2017年度日本体育図書館協議会第7回研修会を開催した。本研修会は、例年日本体育大学を会場に講師を招聘して行われていたが、今年度は趣向を変えて、体育・スポーツ施設ならびにその関連図書館への見学会となった。
①国立スポーツ科学センター(JISS)見学
国立スポーツ科学センター(JISS)を見学した。今回は、フェンシング練習場、競泳プール、ボート・カヌー実験場、陸上競技実験場、トレーニング体育館、ハイパフォーマンスジム、宿泊室、栄養指導食堂といった施設を見学することができた。また、スポーツ情報サービス室(図書室を含む)も見学した。室内には図書、雑誌の配架場所も設けられており、貸出は不可、図書は3000冊の蔵書数という。
②野球殿堂博物館・図書館見学
次に、野球殿堂博物館・図書館を見学した。博物館内は、プロ野球、アマチュア野球、野球の歴史のゾーンに分かれ、プロ野球12球団の現役選手の用具、WBCをはじめとする国際大会の資料等を展示していた。図書室は、蔵書が50,000冊ほど、ほとんどの資料が閉架式となっている。蔵書は野球関係資料が中心ではあるが、オリンピックや各種スポーツなどの所蔵もある。今回は、普段は関係者しか立ち入ることのできない閉架式書架を見学することができ、限られたスペースに工夫して資料を配架している様子が窺い知れた。
当日は、計14名の参加者を得て、成功裏に終了した。