2017年1月20日(金)、日本体育大学・中会議室(東京・世田谷キャンパス)において、第6回研修会を開催した。なお、この研修会は、協議会加盟館以外の方も参加できるように、2011年のスタートより、オープンセミナーの設定で実施されている。
「自校史教育」あるいは「自校教育」の取り組みについては、その背景に、2008年12月の中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」の中で、自校史の学習が例示されたことや、全入時代と呼ばれる大学のユニバーサル化の進行等が指摘されている。
そこで、今回の研修会は、アーカイブズとミュージアムの世界からお二人の講演者を招き、それぞれの立場から「自校史教育」を巡る大学の取り組みについて、ご講演いただいた。大学の歴史がなぜいま求められているのか、どのような形で学修支援に結びつくのか、学内展示の有用性など、「自校史教育」を補助線としながらも、大学図書館が抱える問題について考える場として今回の研修会を設定した。
当日は、ダイレクトに図書館と結びつくテーマでないにも関わらず、加盟館以外の大学史関係者からも多数の参加があり、計38名の参加者を得て、成功裏に終了した。
◎2016年度日本体育図書館協議会・研修会テーマ
「自校史教育を図書館につなげる」
講演①
西山伸氏・京都大学 大学文書館
講演②
橋爪節也氏・大阪大学 総合学術博物館